三国志に出てくる曹操もまた、偏頭痛に悩まされた一人と言われている。
薬局、ドラックストアに行くと、たくさんの種類のOTC医薬品(一般用医薬品)の中に、大量の解熱鎮痛剤が置いてある。たくさんの頭痛持ちの皆さんがいる根拠にもなりそうだ。実際に、頭痛薬の売り上げは多いらしい。登録販売者資格取得のための実務経験のためドラックストアで働いていた時も、例外なく、たくさんの頭痛薬がワゴン販売されていたことがあった。
慢性頭痛の多くは脳や全身の病気が原因の器質的頭痛と違って、機能性頭痛のことの方がはるかに多い。しかしながらその痛みは強く、日常生活や仕事に支障をきたすほどになる。そこでまずは、上記のような頭痛薬での対応を試み、さらには内科や頭痛専門外来、脳神経外科などを受診する患者様も後を絶たない。その頭痛の中には、生活環境やストレス、季節的な環境変化が要因なこともある。その治療は東洋医学(中医学)が得意とする分野でもある。
そこで、その対処法の中に、鍼やお灸を使った鍼灸の施術、東洋医学(中医学)を試してみてはいかがだろうか?(曹操も当時、華佗と言う名医から鍼灸を施されてたようだ。)
次回からは、頭痛の種類や東洋医学的な考えなど解説していきたいと思います。