みなさん、こんにちは。齊藤です。
今月も花巻市にある、「ココ・アルバ」さんで東洋医学と健康についてお話ししてきました。
先月から「気・血・津液・精」について解説してきました。
その続きになります。今回からは「血」についての解説が始まります。
「血」はどこでどのように出来る?
「血」は栄養素の含んだ赤い液体のことでしたね。→こちらで確認♪
全身に行き渡ることによって体に栄養を与え、潤いを与えていきます。
顔色が良かったり、肌の艶やかさに関係していますね。
そして、その栄養で全身を潤しています。
それでは、「気」と同じように、どこで何から作られているのかを考えて見ましょう。
「血」も主に食べ物から作られていると考えらています。
※その他には精が変化して作られています。
飲食物から出来る「血」
「気」と同じように「血」も食べ物から作り出されます。
※「気」作られ方の項はこちらを確認♪
食べ物は口から入り→胃に送られ消化され→小腸へ。
小腸では栄養素と食べ物のカスに分けられ、栄養のある物質は「脾」に送られ、
食べ物のカスや余分な水分は排出するため、大腸や膀胱へ送られます。
栄養のある物質が送られてきた「脾」では、
栄養素から「栄気」が作られましたね。 →「栄気」についてはこちらで確認♪
また、この栄養のある物質を水穀の精微とも呼びました。 水穀の精微の確認♪
この「栄気」と「津液」(津液については後述)から「血」が作られます。
ここの過程では、「心」という臓器の力も借りることになりますが、ここでは割愛します。
もう一つの「精」が変化して作られることについては、
「精」の時に詳しく見ていく事にします。
それでは、次に「血」の働きを見ていきましょう。