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2020.06.28

鍼灸師による「東洋医学」解説|20年6月パート4

こんにちは。院長の齊藤です。

前回は食べたものがどのような過程を経て「気」が作り出されていくのかを確認しました。

今回は次の事について見ていきましょう!

 

「気」はどこで何をしてる?

元気(主に両親から)・宗気(酸素と食べ物から)・衛気(食べ物から)・営気(食べ物から)

の4つの「気」のその後について見ていきます。

 

元気げんき:「腎」から全身にくまなく行き渡り、臓腑を活動させる働きを持っています。

      もっとも重要な「気」

宗気そうき:脾で作られた「気」と、呼吸によって得られた酸素を胸で合体して作られる「気」。

       呼吸の働きや血行の流れに関与しています。

衛気えき:脾で作られた気の一部が体表に分布し、全身を保護する。

       また汗腺を開閉し体温調節する。

       その他にも脈の外などにも分布し内臓を守ったり保温する働きを持っています。

営気えいき:脾の働きによって作られ、脈の中に入り、全身を栄養する働きがある。血液の一部でもあります。

 

「気」の分布、流れ

 

 

さて、6月パート2で紹介したように、気の働きには5つあります→こちらをどうぞ♪

それぞれ、どのような働きを表しているのかを紹介していきます。

○栄養などの物質を運ぶ→これを推動作用すいどうさよう

○体を温め      →これを温煦作用おんくさよう

○外から体を守る   →これを防御作用ぼうぎょさよう

○物質の漏れを防ぐ  →これを固摂作用こせつさよう

○物質を変化させる  →これを気化作用きかさよう

と呼びましたね。

推動作用は、物質を運ぶことから宗気・元気などがその働きで、全身に運ぶ働きのある「気」が当てはまります。

温煦作用は、体を温めることから衛気・元気などの組織を温める「気」が当てはまります。

防御作用は、体を守ることから衛気などの防御する「気」が当てはまります。

固摂作用は、漏れを防ぐことから衛気などの「気」が当てはまります。

気化作用は、物質を変化させる「気」で、まだ紹介していない「臓腑にある気」などが当てはまります。

※これらの作用は、「気」全体に当てはまる作用であり、固有の気の特徴を表しているものではありません。

なかなか慣れないかもしれませんが、読み進めていく中で親しんでいただきたいと思います。

 

次は、「気」について最後の項目になります。「気」の動き方についてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

 

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