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2018.09.29

頭痛(鍼灸その2)

 東洋医学(中医学)では、体の外側から影響を受けて起こる頭痛と、体の内側(感情など)の過度な変化によって引き起こされる頭痛に大きく分けられる。

 今回は、体内の異常が引き起こす頭痛について見ていきたい。臨床上では、このタイプが多いように思う。

 感情のコントロールができなくなり起こる頭痛:怒ったり、喜んだり、悲しんだり、過度な感情により体にストレスがかかり、体に障害が出てくることがあります。せわしなく落ち着かない人。落ち着くことのできない人。イライラして怒りやすい人。などに多く見られるようです。肩コリや眩暈、不眠などを伴うこともあります。

 栄養などが不足したために起こる頭痛:胃腸の働きが弱かったり、もともと元気のない人に見られる。栄養不足だったり血の気がなく元気がないため、頭部に栄養を送ることが出来ずに起こると考えられます。疲れると頭痛が強くなったり、眩暈を起こすこともあります。

 体に水分の多い人がかかりやすい頭痛:梅雨の季節や天気の悪い時に悪化しやすい傾向にある。体は重だるかったり、小便が少なく、軟便傾向にあるようだ。体の過剰な水分を上手に排出できないことから起こる、頭を締めつけるような痛みのこともある。

 血の流れが悪いために起こる頭痛:生理前の女性に多く見られる。針で刺すような痛みがあることも特徴的。また、打撲などの頭部外傷や長期臥床によって血行が良くなく起こることもあるようだ。

 虚弱体質や体の機能低下のために起こる頭痛:頭が空虚な感じで痛み、眩暈を伴うこともある。足腰がだるかったり、精神疲労、耳鳴り、不眠、夢を多く見たり、どちらかというと、高齢者に多く見られるようだ。

 内傷性の頭痛は、上記5タイプほどに分けれるが、原因が一つの時もあれば、混合されてる場合もある。自分がどのような性格、身体で、どのような不調があるかを探るのも一つの解決策になるのではないか。少し参考にしていただければと思います。前回までは、施術の際、どのようなことをするかを簡単に紹介しましたが、今回は、割愛させていただきます。

 

 頭痛の施術の場合、首、肩、肩甲骨周囲、背部の筋肉に異常があることが多い。9月6日の記事の緊張型頭痛。いわゆる、「肩コリ」と呼ばれる症状を伴う頭痛がこれにあたります。次回は、その「肩コリ」について考えてみたいと思う。

 

 

2018.09.18

頭痛(鍼灸その1)

 東洋医学(中医学)では、体の外からの影響が原因で頭痛をもたらすものと体の内側(感情など)の過度な変化によって引き起こされる頭痛に分けられる。

 体の外からの影響とは:自然界には、風、寒さ、暑さ、乾燥など、気候の変化がありますが、これらの寒さや暑さが異常だったり、反対に、寒いはずの時期に暖かかったり、暑い時期に寒かったりすると、人の体は適応力を超えて病を引き起こすと考えます。つまり、気候の変化についていけないような時にひくカゼの時にみられる頭痛がこれらの代表例になります。カゼの治療で鍼灸の施術を受けることは少ないと思いますが、カゼをこじらせて長引いたりするときのひどい頭痛に鍼灸を使うと治りやすいと思います。先日も、自己免疫疾患の症状で来院した患者さまに対し、頭痛はありませんでしたが、病院へ通院しても咳がなかなか止まらない症状のカゼに対し、下記にある気候環境が原因の症状があったため、針で熱を鎮める施術を行ったところ体の熱っぽさが楽になり、その後の施術がスムーズにいったこともありました。

 それでは、どのような気候の変化で頭痛が起きるか

 主に寒さが原因の場合:寒気を伴ったり、発熱するカゼにみられます。施術の際は、針も使用するが、首や背中にお灸をすることもある。

 主に暑さが原因の場合:張った感じがしたり、割れそうに痛むような頭痛で、顔なども赤みを帯びることがあり、発熱や咳などを伴う風邪に起こりやすい。施術の際は、熱を鎮めるような施術を行う。

 主に湿気が原因の場合:しめつけられるように頭が重い頭痛(布などで巻き付けられるような)。湿気の多い時期に多く見られ、体もだるかったり、重だるかったりする。頭痛に限らず湿気が多い時期に体調が悪くなる人も多い。食欲がなくなったり、便の状態が悪いこともある。施術は、イメージしにくいかもしれないが、体から湿気を取り除くような施術を行う。

 結局、風や寒さ暑さなどが体に悪影響を起こし、体のバランスを崩してしまうことにつながると考えられると思う。次は体の内側からくる頭痛について見ていきたい。

 

 

 

2018.09.14

頭痛(鍼灸)

 東洋医学(中医学)の視点から診る頭痛

 針やお灸を使った施術、漢方薬の服用に代表される東洋医学(中医学)では、頭痛に対してどのように見るのだろうか?前回までは、主に現代医学と呼ばれる一般的な内容を示してきた。

 東洋医学(中医学)では、外から(例えば、寒さ・暑さなど)の刺激が害とななったり、体の内側から(例えば、イライラ・水分過多・血行不良・疲労など)の原因で体のバランスを崩し頭痛が起こると考える。具体的には、外からの影響の外感性の頭痛として風寒・風熱など影響によるものや、内側からの影響の内傷性のものとして、肝陽亢進・痰湿・気血両虚・血瘀・腎虚などに分けることができる。

 引き続き東洋医学(中医学)での考え方を、体の外側からの影響で起こる外感性の頭痛と、体の内側からの影響で起こる内傷性の頭痛に分けて見ていきたい。

 

 

2018.09.06

慢性頭痛

 前回は、頭痛に鍼灸の施術をお勧めしてきたが、実際の対象になる頭痛(主に一次性頭痛)と脳疾患などの他に原因がある(二次性頭痛)鍼灸対象外のものに分けられる。また、病気の症状の一つとして頭痛が起こる(症候性頭痛)ものに対して(例えば:風邪やPMSなど)は、その原因に対して鍼灸治療を行うことによって頭痛も改善しやすくなる。

 今日のいわゆる慢性頭痛には、血管性頭痛(片頭痛)、緊張型頭痛、血管性と緊張型の特徴を持つ混合性頭痛、群発頭痛および三叉神経痛、後頭神経痛や自立神経性頭痛がある。

 慢性頭痛の多くは片頭痛で、次に緊張型頭痛もしくは混合性頭痛のようだ。

 片頭痛は、血管の拍動に応じて痛むタイプのもので、緊張型頭痛は、頭、首、肩周りの筋肉の痛みとともに痛む頭痛が一般的な頭痛と考えられている。

 「片頭痛」:拍動性(片側のみ)で疲労やストレスなどでも誘発されやすく、悪心、嘔吐、肩こりなどの随伴症状が見られることもある。温めたり、入浴など血流が良くなると悪化することがあるので、注意が必要だ。鍼灸治療では血行の改善をはかるため、自律神経を主とした鍼灸治療を行うことになるだろう。

 「緊張型頭痛」:非拍動性で、しめつけられるような(頭に輪をはめたような)痛みや、頭重感があったり、首や肩からのコリや痛みを伴うことが多い。温めたり、入浴で筋肉がほぐれると改善する。頭、頚部、肩部の筋緊張やコリが見られるため、鍼灸治療では筋緊張を緩める鍼灸治療を行う。

 実際の治療の際では上記を踏まえることはもちろん、慢性頭痛は精神的、心理的要因が引き金になっていることが多いので、単にコリをほぐし筋緊張を緩めるだけではなく、精神的にもアプローチしていくことになる。頭痛で来院する患者さまには、いつも考えことをしたり、気持ちが鬱傾向な方も多く、これが頭痛の引き金になっていることが多い。意外に知られていないが、頭が凝ってることに気づいていない人もいる。会話をしていると、頭にも筋肉が付いていることを知らない人も結構いるからだ。

 次回は、鍼灸などの東洋医学(中医学)ではどのように考えるか見ていきたい。

2018.09.02

頭痛

 三国志に出てくる曹操もまた、偏頭痛に悩まされた一人と言われている。

 薬局、ドラックストアに行くと、たくさんの種類のOTC医薬品(一般用医薬品)の中に、大量の解熱鎮痛剤が置いてある。たくさんの頭痛持ちの皆さんがいる根拠にもなりそうだ。実際に、頭痛薬の売り上げは多いらしい。登録販売者資格取得のための実務経験のためドラックストアで働いていた時も、例外なく、たくさんの頭痛薬がワゴン販売されていたことがあった。

 慢性頭痛の多くは脳や全身の病気が原因の器質的頭痛と違って、機能性頭痛のことの方がはるかに多い。しかしながらその痛みは強く、日常生活や仕事に支障をきたすほどになる。そこでまずは、上記のような頭痛薬での対応を試み、さらには内科や頭痛専門外来、脳神経外科などを受診する患者様も後を絶たない。その頭痛の中には、生活環境やストレス、季節的な環境変化が要因なこともある。その治療は東洋医学(中医学)が得意とする分野でもある。

 そこで、その対処法の中に、鍼やお灸を使った鍼灸の施術、東洋医学(中医学)を試してみてはいかがだろうか?曹操も当時、華佗と言う名医から鍼灸を施されてたようだ。)

 次回からは、頭痛の種類や東洋医学的な考えなど解説していきたいと思います。

 

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